私の曽祖父は寺院に野菜や穀物を納めることを生業としていましたが、1906年に高野山の女人禁制が全廃された頃から来山者が増え、それまで精進料理として寺院で作られてきたごまとうふの製造を本格的に手伝うことになりました。以降、私の代に至るまで百年以上にわたってごまとうふの製造を続けてきました。1965年には「高温加熱殺菌処理を施したごまとうふ」として特許を取得し、これまで難しかった遠隔地へのお土産物としての提案や、百貨店などへの卸売の実現で販路を拡大。さらに2016年には飲食部門をスタートさせ、ごまとうふの可能性を広げるべく、お造りや天婦羅、鍋、デザートなど幅広いごまとうふの食べ方を、実店舗を通して発信しています。 世界遺産登録を受けてから、インバウンド観光客を含め高野山を訪れる来山者は増加する一方、少子高齢化の影響もあり地元飲食店舗は年々減り続けています。古くから高野山の地に根差す企業としてこの状況を打破し、飲食業を通して微力ながら地域活性にも尽力していきたいと考えています。とはいえ、もともとが製造加工業である私どもにとって、飲食業はまだまだ未知数で学ぶべきことがたくさんあります。この度のORA入会により様々な飲食業界に携わる方々との交流を通して、知識を深めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

会員情報

代表者
代表取締役 角濱 功治
入会者
代表取締役 角濱 功治
屋 号
「角濱ごまとうふ総本舗」
創 業
1907年
設 立
1965年4月
資本金
1,000万円
従業員数
23名(P/A含)
所在地
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山230

こんなお店を経営されています

角濱ごまとうふ総本舗 飲食部

 無農薬のごまにこだわったごまとうふ料理を楽しめる、高野山地域のランドマーク的なお店『角濱ごまとうふ総本舗』。一番人気の「角濱ごま豆腐金剛懐石」は、お店自慢の生ごまとうふを、お造りや天婦羅、木の芽味噌や抹茶で味わえる、ごまとうふの魅力が詰まったメニューです。
 さらに、このお店の魅力は他ではなかなか味わえない創作ごまとうふの数々にあります。生ごまとうふに黒蜜ときな粉をかけたものや、抹茶入りごまとうふを小倉あんでいただく一皿など、デザート感覚で楽しめるごまとうふも数多く揃えます。「ごまとうふ入りバームクーヘン」は、子供へのお土産としても大人気。昨年開発された、ごまの絞り汁を配合した植物性のスープに、グルテンフリーの米粉麺を合わせた精進ラーメン「角濱式高野山ヌードル」は、海外の観光客にも注目されています。ごまとうふの伝統と進化を一度に味わい尽くせる、高野山に行ったらぜひ立ち寄りたいお店です。

所在地
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山230
連絡先
0736-26-8700
営業時間
9:30〜17:00(御食事は11:00から)
定休日
不定休

※入会時の情報です。